五体について

漢字の書体についての話です。
昨日の続きで、ちょっとお正月っぽい話題をと。

昨日書きましたように、私は五体(楷行草隷篆)の
中では楷書が好きですが…。

この楷書、実は行書や草書よりも「後に」
できた書体であることは、あまり知られていない
ように思います。では、行書、草書は何を崩した
かといえば、「隷書を崩した」書体です。

つまり楷書は、五体のうちでは最も
新しく、より高度な、芸術的表現の可能性を
持っている書体であるため…。

てなことを、理屈で考えて、楷書が
好きだと思っているわけではなく、
単に、その姿が他の書体よりも、
雄大といいますか、雄々しく、かつ爽やかな
感じで、私の趣味に合っている、というだけの話です。

なお、今調べてみましたが、書体の歴史や特徴に
ついては、wikipediaの「書体」からたどれるページに
大変丁寧に説明してあるようです。