アジアの多様性

あれはたしか、PC用のマウスか何か、
小さな周辺機器を買ったときだったでしょうか。

広げると一枚の大きな紙になる、取扱説明書が入っていました。
説明の分量は非常に少ないのですが、それが各国語で
書いてありました。よくあることだと思います。

大抵は、最低限ちらっと(もちろん日本語の部分を)
読むだけで、とりあえず、その機器を使い始めて
しまいますが、この時は、この紙をよく見てみました…。

説明書の表の面は主に欧米の言語のようです。
大体どれもアルファベット + ちょっと記号、という感じで、
統一、とか、洗練、とかいったような印象を受けます。

裏面はアジアの言語で、一転して多種多様な文字が
並んでいます。もちろん日本語もありました。
表側とは全然雰囲気が違っていて、混沌とした、雑多な感じ
とも言えるのでしょうが、私としては、これは端的に、
アジアの多様性が現れているように思いました。

この、紙面から溢れそうな程の多様性は
むしろ我々(を含むアジア)の強みなんじゃないかな、
と、その時、なんだか少し元気が出てきたような、
覚えがあります。