超整理法に必要な事

久々に普通の話を一つ。

何年か前から、紙の書類の整理には、あの有名な「超整理法」を使っています。(ご存じない方は下記の原典をどうぞ。)要するに角2型封筒を用いた時間軸によるファイリングです。

以前導入を試みたときは、うまくいきませんでした。なんだか不便だったのです。しかしそれは提唱者の野口先生の問題ではありませんでした。私がそれまで「間違っていた」のです。

ファイリングに使用する封筒の「フタ(封)」の部分を切り取ることが肝心だったようです。

今になって見直してみれば、原典である

『「超」整理法』野口悠紀雄 中公新書1159

の30ページにも、図入りで「封部分は切取る」と書いてありました。最初に読んだとき、私はその意義を理解していませんでした。そして、

ただ封筒に入れて並べようとして、失敗していたのです。

しかし何故、それではうまくいかなかったのでしょうか?

一言でいえば、角2型封筒は「A4ファイルサイズ」より少し大きい、という問題によります。そのため通常のサイズのファイルキャビネットに綺麗に入らないで、端が折れてしまいます。これが、実に、だらしなくて、やる気がなくなります。さらに、封の部分が付いているだけで、普通のフォルダやクリアファイルに比べて、出し入れが意外なほど面倒でした。

しかしこれが、「封部分は切取る」ですべて解決してしまいました。封の部分+少し、を切り取ると、いわゆる「A4ファイルサイズ」と、ぴったり同じにすることができます。

超整理法というと、時間軸による整理という観点が目立ちますが、実は「封部分は切取る」などという、一見細かい部分にも、「神が宿って」いたようです。

もし超整理法を試したものの、どうも不便だ、という方で、封部分を切り取っていない場合は、是非一度「A4ファイルサイズ」にあわせて切り取ってみてください。別世界です。


…。余談ですが、私は、手帳などに、「その書類は超整理封筒に入れたよ」と漢字で書くのは大変なので、超整理封筒のことをCSRFT(ChouSeiriFuTo)と書いています。…。余談でした。