手軽なエコの続き

これは、1月18日の記事「手軽なエコ」の続きです。よろしければ、そちらを先にどうぞ。

では、続きです。

とにかく、最低限の見積もりでも、やらないよりはいいだろうという方針で、計算してみましょう。環境負荷の見積もりという観点では、妥当ではないかもしれませんが

「お皿を洗うための手袋の購入価格を、お湯を使わないで済むことによるガス代の節約で元をとるには、何日かかるか」

を計算してみましょう。すぐに元が取れてしまうぐらいの節約になるのであれば、きっと環境にも良いでしょう。

さて、何日かかるでしょう…。

――――ここから見積もりです。結論は下にあります――――

まず、手袋の購入価格を、少し高めに300円とします。

次にガスの使用量(必要な熱量)を見積もります。一日に3回、洗い物をして、毎回5分ずつ35℃のお湯を使うとしましょう。元の水温は5℃で、水の勢いは毎分6リットルとします。

この場合、1日の合計90リットルの水について、その温度を30℃上げる必要があります。これに必要な熱量を計算すると。水の比熱は1 kcal / (℃・リットル)ですので、

90 × 30 × 1 = 2700 (リットル × ℃ × kcal / (℃・リットル) = kcal)

で、2700 kcalだけ、水に与えてやれば良いことがわまります。

ここで、給湯器の熱効率を、適当に80%としますと、ガスを燃やして発生させべき熱量は、

2700÷0.8 = 3375 kcal

となります。

あとは、これが、ガス代として、いくらになるかを計算します。
ガスの発熱量を、1万kcal/m3、単価は、1 m3あたり150円としますと、ガス代は、

150 × 3375 ÷ 10000 = 50.6 (円/m3 × kcal / (kcal/m3)= 円)

で、1日あたり、だいたい51円であることがわかりました。1ヶ月では、千五百円ぐらいですね。まあ、こんなもんですかね。

そして、何日で手袋代の元が取れるかといえば、

300 ÷ 51 = 5.9

なので約6日。

――――見積もり終わり――――

6日かかるようです。

ということは1週間も使えば、手袋代は、ガス代が安くなる分で、元を取ることができます。…おお、結構良いじゃないですか。まあ、こんなにあっという間に元が取れるのなら、環境にも悪くないんじゃないかな。

と。なんかちょっと違う気もするけれど、今回の考察はこの辺にしておこうと思います。お粗末さまでした。