小物の整理法

すぐに散らかってしまいがちな、オフィスにある小物。特に引き出しの中。その整理には「スチロール角形ケース」が便利だと思います。もともとは理化学機器の会社が扱っているようなものですが、アマゾンでも買えるようです。「スチロール角形ケース」でググっても出てきますね。さすが理化学機器(?)だけあって、これを使うと、いかにもきちんとしている、という感じがします。そして最大のポイントは、フタがついている、ということです。また、いろいろなサイズの浅い箱があるのもポイントです。事務用のデスクの浅い引き出しは、上手に使うのが難しいですが、この箱を使うと、きれいな状態をキープできます。

では、早速これを導入して、引き出しの整理をしようと思います。まずとにかく引き出しの中身を出します。それを見ながら、整理したい小物のサイズと量に合わせて、同じ大きさのケースを数十個単位で購入します。(そんなに高価なものではありませんので。)あ、引き出しの大きさも考慮すべきですね。そして、ケースのフタに、何を入れるべきかをラベルライターで書いて貼ります。これで小物収納用の「スチロール角形ケースシステム」ができあがります。

この後の運用では、フタが大変効果的です。フタがないと、一旦は小物を整理分類して収納したとしても、その後、まあいいや、と思って、いいかげんなものを投げ込みがちです。しかしフタがついていると、そこに入れるのが不適切なものを「フタを開けてまで」入れるのはかなりの抵抗があります。例えば、サイズの違うクリップがあったとして、フタがなければ、適当に入れてしまいますが、サイズが明記されたフタを開けてまで、違うサイズの箱に入れることは難しいです。それだけの手間をかけるなら、正しいサイズの箱のフタを空けて、入れても同じ手間ですからね。

こういう用途に、その辺に転がっている、不揃いな、フタのついていない箱にサインペンで分類を書いて、という方法で、整頓された状態をキープできる人は相当の精神力の持ち主だと思います。複数の人がそのシステムを使う場合は尚更です。

さらに、この「角形ケースシステム」を導入した場合、便利なのが、それぞれの引き出しに「引き出し内inbox」を一つ作っておく、ということです。inboxというのは、今まさに入ってきた物を、とりあえず入れておく場所のことで、デビッド・アレン氏の「GTD」で提案されています。それとはだいぶ違いますけど…。

何となく、しばらく保管しておいた方がいいかも、と思うような、かみ切れ。ちょっと高いものを買ったときのレシートとか、少し興味を感じたダイレクトメールなどを、引き出しに適当に投げ込んで、ごちゃごちゃになってしまうということが多いのですが、紙切れを投げ込んでも良い、という「引き出し内inbox」を一ついれておくと、少なくとも全体がごちゃごちゃになることはありません。私の場合、少し時間がたってからinboxを見ると、どう見てもいらない物が大半になりますので、そうなったら、捨ててしまえば良いです。

というわけで、もし良かったら、試してみていただければと思います。